2ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

永井陽之助

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/06 22:03:05 ID:rZe1tIRH
永井陽之助について語ろう。

高坂正尭と比較するとマスコミへの露出度では地味だが、
あの時代を代表するリアリストの国際政治学者であるのは間違いない。

<永井陽之助の経歴>
東京大学法学部卒業。
北海道大学助教授、教授、東京工業大学教授を経て、
青山学院大学国際政治経済学部教授。既に定年退職。
『平和の代償』(中公叢書)によるとかなりの愛妻家らしい。
パイプスモーカーらしい。




2 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/06 22:13:03 ID:rZe1tIRH
<永井陽之助の主要著書>
『政治意識の研究』岩波書店
『平和の代償』中央公論社(中公叢書)
『多極世界の構造』中央公論社(中公叢書)
『時間の政治学』中央公論社 (中公叢書)
『柔構造社会と暴力』中央公論社 (中公叢書)
『冷戦の起源』中央公論社 (叢書国際環境)
『現代と戦略』 文芸春秋
『二十世紀の遺産』 文芸春秋



3 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/07 20:54:17 ID:9yDvwnhL
おー、永井スレ。age!

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/07 21:16:52 ID:DDGC1GzE
国際政治を勉強している奴なら永井を知っているはず!!

青山学院の土山(専門・安全保障)は、
「永井政治学の偉業を称えて−リアリズム国際政治学の本質」
という論文も書いてる。

ちなみにその論文は、
2000年6月『青山国際政経論集』第50号、pp33−53
青山学院国際政治経済学会出版、に載ってる

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/14 19:42:53 ID:a9GHdiLI
伝聞だが、永井陽之助先生は旧制第二高等学校在学中に
Karl Haushoferの本を読んでいたらしい。


6 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/15 00:50:37 ID:cZrA6Nsh
伸びないな・・・

永井門下ってどんな人がいるの?

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/16 21:14:15 ID:OvMIAeEO
>>6
永井陽之助は、北大助教授・教授→東工大教授→青学国際政経教授という経歴だから、
永井門下のお弟子さんが出たとすれば北大時代くらいじゃないかな。
東工大は理系だから無理だし、失礼ながら青学ではねぇ・・・w
おそらく永井門下のお弟子さんはいないのではないのかな。

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/16 22:33:25 ID:4R1tYqym
>1乙

このスレの住人はかなり通だな。

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/16 22:33:38 ID:pZtATYFR
土山實男は?

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/16 22:44:43 ID:OvMIAeEO
>>9
土山實男の経歴を見ると永井門下ではないね。
http://www.sipeb.aoyama.ac.jp/ja/contents/instructor/j_tsuchiyama.html

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/18 16:16:42 ID:wd2kukoT
[現代と戦略」を昔読んだことあるが、確かその中で岡崎久彦を批判していたぞ。
軍事リアリストだって。その後この人、青学に移ってから変な桃色事件にまき
こまれてすっかりマスコミに顔出さないようになったが、誰か詳しい火といる?

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/18 19:51:04 ID:UA8huco7
>>11
岡崎を軍事的リアリストと批判していたのは有名だ。
「思考の硬直した石頭の莫迦めw」というのが永井の論調。

「桃色事件」については初耳だ。

青学の桃色事件といえば春木教授事件が有名だな。
あれは当時の大木院長の追い落としを狙って、その側近だった春木教授を
今で言うセクハラスキャンダル事件で引っかけたと言われている。
春木教授は最後まで和姦を主張して争っていた。彼も今は故人。

青山学院 事件 春木教授 でぐぐってくれ。

13 ::04/12/19 01:06:24 ID:Em1dUUUT
青山学院、統一教会に染まってるんじゃないの?

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 22:42:35 ID:JToyH+PK
>>4氏の御教示にしたがって
図書館で『青山国際政経論集』第50号(2000年6月)を閲覧してきた。
この号は「永井陽之助教授退任記念号」のようだ。
コピーをとってきたのは以下の3点。
「永井陽之助教授の業績目録」(9-29頁)
「永井陽之助教授略歴」(31頁)
土山實男「永井政治学の偉業を称えて:リアリズム国際政治学の本質」(33-53頁)

「業績目録」は永井陽之助の書いたものを漁るのに重宝しそうだ。
>>4氏よ、ありがとう。

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 20:20:03 ID:3KQvw9zO
『平和の代償』、扱っている素材も分析も古いのだが、今でも参考になる面はあるな

というかこんなもんがポンポン載ってた当時の中央公論て凄いね。論断誌全盛の時代か

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 05:31:36 ID:B2c7vbcd
国際情勢板:「日本人の国際政治学者」スレッド過去ログより
http://makimo.to/2ch/society_kokusai/988/988472159.html

43 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 2001/05/02(水) 02:15
永井陽乃助はどうだ?

44 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 2001/05/02(水) 02:24
>>43
ちょとリアリズムが徹底し過ぎて日本人受けしにくいでしょ。
高坂先生と違ってこの板であまり言及されないのはそのせいだと思われ。
優秀な人間であることに疑いはないけど。


848 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 02/11/29 05:55 ID:u6z5OVy2
漏れ、専攻は政治学ではない。
最近、永井陽之助の著作を古書店で買い漁っている。
既に品切・絶版のものが多いので集めるのがちょっと面倒。
あの時代にあのリアリスティックな分析をおおぴっらにしていたことに驚いている。
ああいうタイプのちゃんとした研究者、中堅・若手にはいないのだろうか?

850 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 02/12/03 12:27 ID:DMG5HK8+
>>848
あの時代にあれだけのことを書くから、なかなか学会
などでは容認されず、仕方なく文芸春秋なりに寄稿さ
れることが多かった。それにメディアへもあまり登場
されなかったと。
そのあたりは高坂さんと対照的だけど、日本の国際政
治学者の中では、やはり二人が群を抜いていると思ふ



17 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 05:43:58 ID:B2c7vbcd
国際情勢板:「皆さんのお勧めの本を教えて下さい」より
http://yasai.2ch.net/kokusai/kako/982/982598200.html

101 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/04/14(土) 09:33
高坂教授やその弟子系統の人たちのがよく出ているわりに
まだ永井陽之助さんの名前があがってないみたいですね。彼は必読。
70年代には永井さんと高坂さんが政治的リアリストの代表格で
まだ安保議論さえあまりオープンにできないような雰囲気の中で健闘されていたようです。
彼らよりはずっとマイナーな感じですがやはり当時活躍された方として
夭折された志水速雄さんも機会があれば読んでみて。



18 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/26 23:34:54 ID:VSJ3aiuw
ブック・オフの\105本で↓を買ってきた。

岡崎久彦・永井陽之助・天谷直弘・中嶋嶺雄・江藤淳/稲垣 武(取材構成)
『日本の国家戦略―90年代のシナリオと選択』(PHP研究所 1984/01)

時事的な情報は完全にout of dateだけど、
岡崎・永井論争を両者の話し言葉で読むことができたのは収穫だった。


19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/04(水) 19:57:07 ID:fdwcJwen
ブックオフで現代と戦略を入手
これから読みます

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/13(月) 00:28:59 ID:S4sLU52z
保守上げ

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/13(月) 00:50:50 ID:6pU1GtVR
管直人も学生時代には結構影響受けてたはずだけど。弟子と呼べるようなものかどうかは別として。
今の管からは想像しがたいだろうが。

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/14(火) 04:19:01 ID:+LY+EulG
うちの大学の教授に聞いたが、現在はアルツハイマーになられ自宅療養らしい。
氏の文章に影響を受けた人間としてはショックだ。


23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/16(木) 00:49:54 ID:Kuk0F9mb
>>22
ショックだ・・・

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/17(金) 20:34:10 ID:LaCghnIE
リアルタイムで東工大での学園紛争の分析と対策を論じた
「ゲバルトの論理」(『柔構造社会と暴力』69頁以下)を読んだ。
リアリズムの政治学者の面目躍如という感がある。
彼においては学問と生活実践が直結している
ある意味本物の学者なのだと感じた。

大学側の作戦計画書といってよいような内容だった。
佐々淳行が『東大落城』のなかで東工大の紛争対策を絶賛していたが、
大学側の参謀長的役を演じたのが永井陽之助がだったのなら、
さもありなんというところだろうか。



25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/17(金) 21:17:14 ID:2PXiTYMi
http://www5.sdp.or.jp/
売国党

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/17(金) 23:19:15 ID:82ecf3Vj
有斐閣 現代政治学入門1章、2章担当

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/19(日) 18:34:37 ID:9p8emB0S
永井さんが活躍されてた時代を知らないんだが、
今で言うと中西輝政氏みたいな位置付けなのかな?

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/20(月) 03:19:21 ID:qav3Udtx
>>27
活躍されてた時期的には60年代末から80年代
アメリカ滞在時キューバ危機に遭遇、向こうの学者と交流しつつ権力政治の存在を痛感させられる。
ベトナム戦争中も国内にあったユートピア的平和論、硬直した反共タカ派双方の言動を批判するべく論壇に参加。


>中西輝政氏みたいな位置付け
全然違うと言って問題ないと思う。

永井氏は新冷戦真っ只中に防衛力の整備に関する論争で、ソ連の脅威を強調して軍事的対決路線を主張した
親米保守派(岡崎久彦・中川八洋氏なんか)を安保維持では同意しつつも、
核時代に日ソ間で通常戦争・限定戦争が起きると安易に錯覚していること、現有軍事力の問題のみに執心で、
その他の国家の国力資源を無視していることなんかを批判、吉田路線を維持して政治的手段を駆使する姿勢を打ち出している。
(有名な政治的リアリスト・軍事的リアリストの論争)

中西(輝)氏なんかは主張を見ても永井氏の批判した「軍事的リアリスト」の部類に入る人だし、大分位置づけは違うかと。
(恐らく対中・イラク政策でも中西氏みたいな威勢のいい主張とは大分違う態度を見せると思う)

なんてこと書いたら全面核戦争の時代ではない今、永井政治学なら9.11やイラク戦争に
どんな議論を展開するか気になったりもしたが…>>22で(´;・ω・;`)

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/21(火) 00:54:37 ID:VB4ivWzR
>>27-28
私の印象では今の論壇でいうなら、
櫻田淳氏あたりが永井陽之助氏の路線に近いかもしれない。
「学生時代から永井氏の著作にはかなり影響を受た」みたいなことを
櫻田氏は何かの本に書いていた記憶がある。


30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/21(火) 20:41:59 ID:cILEzcyY
>>29
28です。櫻田氏、確かに路線は似ているでしょうね。
個人的には議論がシンプルすぎてあんまし好みじゃなかったりですけど

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/21(木) 21:30:31 ID:cRkZS9j4
東工大で講義受けていました。
時間を忘れるような面白い講義
でした。でも、私語なんかで怒ら
せると、すごく恐い先生でした。

同時期、経済では香西先生がいて
講義聞きましたが、あんまり面白く
なかった。

両先生が立派な先生だったことは
卒業後知りました。


32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/06(木) 22:58:37 ID:7Dak476P
ショック・・・まじ凹んだ・・・>>22

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/03(土) 21:17:36 ID:hW7s/sjN
おっ! 永井陽之助のスレか
それにしてもスレ住人が少ない・・・
今の若い人は永井陽之助を知らないのかな?

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/04(日) 13:54:18 ID:l14N1kec
正直、高名な学者ということしか知らない。
手軽に入手できるお勧めの著作、ありますか?

35 :見苦しいウヨが大暴れ!! 論破されて泣くウヨ!!!:2005/12/04(日) 14:56:56 ID:gdViuyD6
見苦しいウヨが大暴れ!! 論破されて泣くウヨ!!!

http://money4.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1133005633/l50


36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/04(日) 23:37:10 ID:KKZKuIQn
>>34
主要著書は>>2に掲げられているもの。
現在でも比較的入手が容易なものとしては『平和の代償』。
入手は困難だが、他にお勧めものとしては
『時間の政治学』、『柔構造社会と暴力』、『現代と戦略』などがある。
大学の図書館などには所蔵していると思う。

本格的に読んでみたいのなら>>14 にあるように
『青山国際政経論集』第50号(2000年6月)を閲覧してくるとよい。
この号は「永井陽之助教授退任記念号」らしく、
「永井陽之助教授の業績目録」(9-29頁)
「永井陽之助教授略歴」(31頁)
土山實男「永井政治学の偉業を称えて:リアリズム国際政治学の本質」(33-53頁)
などが掲載されていて便利らしい。



37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/05(月) 20:02:33 ID:WpWWdNSi
>>36の紹介してるのはどちらかと言えば当時の時事評論だけど、
研究書の『冷戦の起源』もィィョー

永井さん特有の文章の毒とか、発言の鋭さが楽しめるのは
どっちかといえば時事評論かもしれないけどね。

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/17(土) 05:52:58 ID:cTZ8ZCK1
『多極世界の構造』のキッシンジャー評と『現代と戦略』のクラウセヴィッツ論が
なかなか面白かったと思ふ。今は『政治意識の研究』を読んでます。
やっぱり永井政治学の真髄は論理構成の精緻さだよね。あやかりたい。。。


39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/24(土) 20:27:00 ID:MdJhFwzi
>>29-30の櫻田淳氏が永井陽之助先生のことについて
ブログに書いているようだ。

December 24, 2005
言論における「美しさ」とは…
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2005/12/post_630e_1.html

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/27(火) 22:29:47 ID:f9xQV+M1
でもなんか感情が先行して結構贔屓的な感じがしていまいちなんだよなぁ。そのブログ。
実物を読んでみたいな。

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/27(火) 22:30:49 ID:f9xQV+M1 ?
(永井氏の著作のことね)

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/27(火) 23:27:45 ID:9FQ+Hgn8

読めよ。「現代と戦略」は学生のときに購入して何回読み返したか、わからん。

上の方で中西輝政を永井に例えようとした奴がいるが、トンでもないよ。
中西みたいなチンピラと永井をおなじ文脈で扱うこと自体が間違ってる。
中西、永井とよみくらべると自称保守の人間は数は増えたけど質は低下してる
ことはよくわかるね。

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/28(水) 21:16:00 ID:pwWQb2w/
永井陽之助氏のスレがあるとは驚き!

『現代と戦略』18頁に出てくる
「永井君がいまではハト派とはね・・・」と語った
「政治学の大先輩」って誰のことか分かる方いませんか?

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/29(木) 06:21:20 ID:C9QJ9iu/
>>43
>>39

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/29(木) 12:36:51 ID:RalO+rYv
>>44
ありがd
やっぱり丸山眞男氏なのか。


46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/30(金) 11:06:16 ID:aF8vX0jn
「柔構造社会」「弱者の恐喝」「歴史の後知恵」「顕教と密教」…
これは永井氏が作ったいいまわしだっけ?

47 :塩津計:2006/01/30(月) 09:20:35 ID:iVtNZNIe
最近、とんとご無沙汰の永井陽之助先生。90年代になって以来、マスコミへの露出度ほとんどゼロ。
先日、国連大使の北岡伸一先生と会食した際、「永井先生は最近どうしておられるんですか」と聞いたら
「90年代半ばに急速に『反米』に傾斜して以来、誰からも相手にされなくなった」との
お話。しばし絶句しました。

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/30(月) 11:26:50 ID:3QggKYpm
>>47
タブーを破ったわけね。
でも干されることぐらいはわかってたんだろうと思うけど。


49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/30(月) 22:29:48 ID:8i6uqaUV
反米プラス>>22にあるようにご病気ということか

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/30(月) 22:48:08 ID:Ya0qOVFU
>>47
うそくせー、なんかうそくせー

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/30(月) 23:19:22 ID:lDABX4/y
真実が知りたい。


52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/02(木) 18:47:55 ID:1Oqex4FU
>>47の証言は、俄には措信し難い。

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/03(金) 00:25:29 ID:M1Smwszk
中西輝政氏みたいにファナティックなタイプが急に反米に「転向」してもびっくりしないが
典型的な権力政治指向の人の永井氏が反米とか言い出すのはちょっと信じられない。
基本的に感情の人じゃないし。

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/03(金) 00:51:15 ID:mu3x21ui
>>53氏に禿堂。
おそらく>>22の理由が真相なのではないだろうか。


55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/03(金) 12:10:27 ID:mu3x21ui
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の「永井陽之助」の項目
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E4%BA%95%E9%99%BD%E4%B9%8B%E5%8A%A9

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/07(火) 21:57:37 ID:6G2wxlZR
http://jbbs.livedoor.jp/movie/278
>>47の住処は↑か

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/10(金) 21:55:34 ID:LVC4hK/4
永井さんの政治的リアリズムと岡崎さんの軍事的リアリズムも米国へ依存と言う、非常に重要な共通点がありますね。

58 :NATO:2006/02/10(金) 22:07:19 ID:LVC4hK/4
永井さんの言う、「政治的リアリズム」とは厳密にはどういうことなんだろう?政治的決定をする際に、国家の制約、国際状況、国内外の世論動向、他国の制約や意図を重視するということでいいのかな?

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/10(金) 22:39:31 ID:q+S8Bd6Z
ほんで軍事的な二項対立だけじゃなく、政策手段としてもより日本にとって使いやすいリアルな資源を
使えって話なんだと思う(経済外交やら広報宣伝とか)

最近の添谷芳秀のミドルパワー外交論に近い解釈しちゃうと。

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/19(日) 17:54:33 ID:0qhEqWKe
今『現代と戦略』を読んでるんだけど、永井氏が称賛している吉田ドクトリン
(政治的リアリズムの典型)って、50年代のイギリスの「安保ただ乗り」に似
てる気がするんだよな。当時イギリスは欧州防衛はアメリカに押し付けて、
自国の軍事力は植民地防衛へ回して・・・・まぁいかにもイギリスらしい狡猾な
やり方な訳だが。
(吉田ドクトリンって要は「安保ただ乗り」でしょ)

高坂氏もこれに似た立場だったが、やはりイギリス的な「政治的狡猾さ」
が永井氏の言う「政治的リアリズム」の本質であるということでいいんだ
ろうか?

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 03:31:05 ID:Vo6iRjbr
>60

要は、外交を考える際に「視野狭窄になるな」ということだから、
イギリス的な政治的狡猾さを含むといえば含むだろうけど、
59さんのレスを鑑みれば、それを本質とするのは微妙に意味合いとして狭きに失するような。。。

例えば、アメリカがケナン以降、NSC-68に示されたような対ソ(反共)軍拡路線
を突っ走る事とは対照的なアプローチということでしょ。まあ、繰り返しになるけども
兎にも角にも軍事力だけが対外的な問題解決のリソースではないぞ、とおっしゃってるわけだね。

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/20(月) 15:53:16 ID:RLWhyuNX
総合安全保障マンセー

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/02/21(火) 15:39:01 ID:Vq0UyEp2
リデル=ハートの間接的アプローチを称賛してたが
その辺が重要そうだな

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/17(金) 08:27:28 ID:gf/JHKvL
 わたしは,小さいときから人間のこたごたした事(矛盾)がいやで理科系を目指した。
講義で,政治学の永井陽之助先生に対して,「月に人間が行く時代に,何で人文系の
先生方は非合理的な事を・・・」と食って掛かると,「月に人間が行けるのは,月と地球
との間に人間がいないからだ」と,鋭く切り返された。「矛盾の統一とはアートである,
政治は一種のわざである。」,その意味が飲み込めずに科学者になった。

カッコヨス


65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/22(水) 03:22:45 ID:RDarxnXn
>>64
>>「月に人間が行けるのは,月と地球
との間に人間がいないからだ」

これって月と地球の間に人間の争いや国家はないから
自由にできるんだよって意味かな?


>>「矛盾の統一とはアートである,
政治は一種のわざである。」

これは矛盾の統一は空想(絵空事)で、政治は技術ということかな?
みんなどう思う?

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/23(木) 01:44:15 ID:itzch+by
>>65
永井先生の本を一度も読んだことがないって自白しているようなものだよ。
まずは、永井先生の本をどれでもいいから読んでみよう。
随所にヒントとなることが書かれている。
そのうえで>>64をよく読んで、
永井先生がどのような文脈でこのような発言をされているのか考えてみよう。

きっとあなたの勉強にもなるはずだ。

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/24(金) 17:48:31 ID:8Vw4OSRE
>>66
ほうほう。何も考えず直感的に考えてしまった・・・orz

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/27(月) 04:00:36 ID:BMXK6ydr
>>64
>>「月に人間が行けるのは,月と地球
との間に人間がいないからだ」

まことに永井先生らしいお言葉ですね。

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/03/27(月) 07:01:25 ID:qsup/nGz
月と地球の話は講義で何度も聞きました。

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/23(日) 16:41:26 ID:oGolMNfX
永井陽之助スレ…すばらしい。こんなものがあるとは思わなかった。

『平和の代償』

学生時代に何度も読んだ。

「美しいものは、何らかの代償なしには得られない」

今、手元にはないが、確か、あとがきにそのような言葉があったと思う。
『平和の代償』という題名は、そこから来ているらしい。

「美しい理想」と「醜い平和」ならば、「醜い平和」を取るべきだ、という
議論。だから、『平和の代償』というタイトル。いつまでも、熟読されるべき
本である。

>>22が本当ならば、ショック。どこかの出版社が、永井陽之助著作集を出して
くれないかな。高坂正尭著作集があるぐらいだから(猪木正道にもある!)、
そろそろ出てもおかしくないと思うが。

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/27(木) 13:35:42 ID:Izn/+KY+
永井先生に直系のお弟子さんっていたっけ?
いるなら、著作集が実現する可能性があると思うけど。

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/27(木) 22:54:36 ID:Vi2hxENj
>>71
>>7を参照のこと。

73 :gabaocho:2006/05/05(金) 01:58:53 ID:M69WmxRP
永井先生の直系の弟子と言える人は何人かいます。
防衛研究所の長尾雄一郎氏、国際問題研究所の中山俊宏氏です。
中山氏などは青山学院の永井ゼミ出身です。
私も今大学で国際政治を教えていますが、
東工大時代の永井研究室で勉強しました。
「現代と戦略」を文春に連載している時には、私が原稿の清書をしました。
あふれるくらいに色々な話をしてもらったことを思い出します。
こんなサイトがあるとは知りませんでした。
残念ながら、随分と見当違いなことも言われていますが、
まずはこうしたサイトの存在を喜びたいと思います。
私の永井先生の文章で一番のお勧めは平凡社の「現代人の思想」
第16巻の「政治的人間」の解説です。これは後に、
「柔構造社会と暴力」に再録されています。
一番永井先生らしい文章だと思います。

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/05(金) 10:32:15 ID:Ifl5EaXA
>>73
著作集は出ないのですか?出たら、全巻買うんだけどな…。
それと、今、永井先生はどのようにお過ごしなのですか?

75 :gabaocho:2006/05/05(金) 10:44:45 ID:M69WmxRP
著作集が出るとは聞いたことがありません。
青山学院退官以後お会いしていないので近況についてはわかりません。
もう今年9月で82歳ですからのんびり過ごされているかと思います。
ただ、好奇心の塊ですから、ボーっとしてるってことは考えられませんが。

76 :gabaocho:2006/05/05(金) 23:26:07 ID:M69WmxRP
永井先生の著作集が望まれていることを知ってうれしく思っています。
ただ一般に、著作集を出すのはなかなか難しいようです。
たとえば、10年前に亡くなった鴨武彦氏には何人かの弟子が学会に
残っているはずですが、著作集は出ていません。
高坂正尭氏の著作集も予約販売のような窮屈な形でした。
永井先生の「モラトリアム国家の防衛論」や「平和の生態系を求めて」
などをもっと多くの人に読んでもらえる形になればなあと思います。
現在そして未来の日本外交を考えるためにも。
ちなみに、永井先生は学会で孤立していたなどという事実はありません。
国際政治学会では理事長もやっていますし、確か理事長の時に
学会30周年の国際会議があって「平和の公共哲学を求めて」という
基調講演も行ったと記憶しています。
桃色事件にも巻き込まれていません。青学に行く前には
ずいぶん春木事件のことを言って「注意せねば」などと冗談を言っては
いましたが。
色々なことをつい思い出してしまいますが、私がいた当時の東工大には
香西先生や江藤淳先生もいて、社会科学的に非常に刺激的でした。


77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/06(土) 02:20:11 ID:kSGQsrJN
>>76:gabaocho さん
『現代と戦略』の文藝春秋での連載時というと昭和60年前後のことだと思いますが、
当時の東工大には、現在の大学院社会理工学研究科の前身となるようなコースがあったんでしょうか。

もしそうでないとすると、gabaocho さんはどこか他の大学院に籍を置いて、
実質的な指導は東工大で永井先生から受けられたのではないのかなと思われますので。


78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/06(土) 05:47:32 ID:m/tN2AGS
75、76を読ませて頂いて、ほっとしました。
噂というのは本当に怖いですねw

79 :gabaocho:2006/05/06(土) 09:34:25 ID:ZmOxcaPp
社会工学のコースの院生が3人いました。私はご推察の通り
他大学の学生でしたが、ほぼ毎日永井研で勉強していました。
現在東大教授で国際法を教えている奥脇先生が助教授でした。

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/07(日) 08:45:40 ID:mxYLQ8S7
「現代と戦略」を出したのは1985年。
これ以降の著作はゼロ。
ちなみに国際政治学会の理事長だったのは1984〜86年。

その後の長い沈黙は何なんだろう?


81 :gabaocho:2006/05/07(日) 11:31:46 ID:O2u6PBSa
反証はひとつで十分と思いますので、ひとつだけ挙げます。
共編ですが、1993年に「秩序と混沌」という本が出ています。
まともな学者の場合、マスコミに出てる時期の方が異例なわけで、
永井先生の場合も文春に連載した前後こそが少し異常だっただけです。
青学退官までは学会などでも随分発言がありましたよ。
75歳で退官した後はまさに引退という感じだと思いますが、
それを敢えて沈黙なんて言う必要はないと思います。

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/07(日) 12:02:26 ID:rrvRI887
>>81
質問を一つだけ。

『平和の代償』の中に、「丸山真男教授にはお忙しいところ、議論の
相手になった頂いた」云々の言葉があったように思います。私は、
永井陽之助が「政治学者」丸山真男の現実主義的な面を受け継ぎ、
発展させた様に思えてなりません。

見当違いかもしれませんが、そのことについて、どう思われますか?
あるいは、永井先生が丸山真男について何かおっしゃっていたことは
ありますか?

83 :gabaocho:2006/05/07(日) 12:33:26 ID:O2u6PBSa
永井先生が広い意味での丸山門下だったことは間違いありません。
同じ政治意識を研究する京極純一、ほんの少し上には福田歓一、
その他篠原一、坂本義和などなどが若手研究者としていたわけです。
82の質問に私が答えるのは相応しいようには思われませんが、
永井先生が言っていたことから推測すると、丸山真男の現実主義的な
面を永井先生が発展させたというような言い方には賛同しないように
思います。「平和の代償」に収録されている永井先生が初めて国際政治に
ついて書いた論文である「米国の戦争観と毛沢東の挑戦」を出す際には
とてつもない内面的な葛藤があったと聞いています。つまり、広い意味
での丸山門下で初めて丸山批判をすることになることへの畏れは
とてつもなく大きなものだったわけです。後に生きる我々が永井理論を
丸山政治学のある面での発展と捉えるのは自由ですが、当人は清水の
舞台から飛び降りるような気持ちで先人を批判する論文を書いたわけです。
「平和の代償」に収められている論文のとてつもない緊張感は
国際政治上の緊張の時代の反映であることも事実ですが、それよりも、
国内の学問上の権威への批判を誰よりも先にすることにまつわる緊張感
があったのだと私は思います。
以上、永井先生から聞きかじったことからの私の推測です。
ちなみに、永井先生は言う時にはかなりはっきりと言う人ですが、
元来はそれほど大胆不敵な人ではありません。むしろ、慎重で小心な
所のある人です。論文に書く小さな事実の真偽にも非常に慎重な配慮を
する人です。第1論文の際のストレスはいかばかりだったかと、永井先生の
話を聞いた時に想像したのを思い出します。

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 02:43:47 ID:57Co5d1/
現在アルツハイマーという噂はなんだかグレーゾーンぽいですが、
永井先生に親しい方のお話を聞けて嬉しいです。

>私の永井先生の文章で一番のお勧めは平凡社の「現代人の思想」
>第16巻の「政治的人間」の解説です。
激しく同意します。
自分は政治学科の学部生ですが、永井先生の文章を読んでみるたび、
「政治学」をかじってみてよかったなあと何とも言えぬ喜びや充実を感じます。

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 02:49:26 ID:57Co5d1/
ちなみに1985年以降の単独著作
「宇宙のノモス―戦後平和と戦略防御」『国際政治』国際政治学会創設30周年記念号(1986年)
「平和の公共哲学を求めて」『中央公論』1987年2月号(講演)
「米国の友人に送る手紙」『文藝春秋』1987年5月号
「冷戦は終わったか」『国際問題』361号(1990年4月)
「ポリテイカル・エシックス―核と生命科学の倫理」『青山国際政経論集』44号(1998年)

1993年くらいまで『国際問題』なんかでの鼎談・対談が多いですね。
土山先生との共著の『秩序と混沌』もシンポジウムの講演記録ですし。

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/07(水) 06:44:28 ID:2h/9XzQP
そろそろ、dat落ちか?

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/07(水) 11:21:34 ID:u+lRDrL+
そんなことはない。

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/24(土) 17:01:02 ID:V78DWNmY
>>6
政界では橋本政権で経済企画庁長官を務めた田中征秀が、
東大を卒業したあと、永井を追いかけて北大に進学したそうです。
しかし私の記憶が正しければ、永井は既に東工大に転出した後で
彼は指導を受けることができなかったとか。

記憶があやふやなので、正しい情報とは言い切れませんが…。

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/24(土) 17:29:42 ID:V78DWNmY
>>88
>田中征秀
田中秀征に訂正します。

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/24(土) 18:06:37 ID:V78DWNmY
余計なことを言って申し訳ないのですが、この掲示板で冷静かつ、
成熟した深みのある大人の議論ができるみなさんは、ほんとに素敵ですよね。

冒頭からのレスを拝見する限り、私より年配の方が多いようにお見受けしますが、
私のようなものでも、皆さんの議論に参加させていただけるでしょうか?

色々と教えていただければ幸いです(汗)。 

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/24(土) 23:21:26 ID:6iIUAl/1
>>88
田中秀征氏は東大文学部卒業後随分経ってからの1970年代後半に
北大法学部の3年次に学士入学したが、事情があって中途退学した。
衆議院選挙落選中の1989年春に復学して1990年春に卒業した。

永井陽之助先生は、僕の記憶が正しければ、
1966年の春には東工大に転出されていたはず。
田中秀征氏が永井先生を慕って学士入学したとするには
時間的にちょっと間があきすぎている。

ちなみに、木村汎氏(現・拓殖大学海外事情研究所教授)は、
国際日本文化研究センターに転出する前は、
北大スラブ研究センターの教授だった。
師匠の猪木正道氏から北大赴任の世話をしてもらったときに、
「永井陽之助先生の同僚になれる!」と感激したそうだ(本人弁)。
残念ながら、木村氏が赴任したのと入れ替わりに、
永井先生は東工大に転出され、大変残念に思ったらしい。

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/25(日) 15:40:53 ID:2/YSgW0t
>>91
thanks

朝日新聞記者・早野透との読書をテーマとした対談で北大に進学した話に触れ、
その際、永井のことを話題にしていた記憶があったので、勘違いしてしまったのかな(汗)。

いずれにしろ、わざわざレスありがとうございました。

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/09(日) 13:06:20 ID:l635AITA
age

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/10(月) 15:25:02 ID:zPIEbjxB
今のようなときに、永井陽之助ならどんな発言をするだろうか、と小一時間。

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/15(土) 23:10:05 ID:hBoP0W/D
定期保守

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/16(日) 00:02:36 ID:9o0CPiEH


西尾幹二「私が『新しい歴史教科書をつくる会』を去った理由」
『SAPIO』2006年6月14日号によると、旧版『新しい歴史教科書』の
重要部分が、 岡崎久彦氏の手で 大幅に改定され、親米的な内容にされた。





97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/02(水) 13:11:49 ID:CJ8TD2sc
>>28
中西が永井とは全く違うというのはその通りだけど、軍事的リアリストってのはどうかな。
永井が活発に言論活動をやっていた冷戦真っ只中と現在の中西が対している状況はかなり違う。
中西の主張が穏健派でないから軍事的リアリストと言うわけにもいかない。
思想や言説はともかく論壇で似たような位置を占めているのは誰だろうと考えても、論壇と社会の関係自体が随分変わってしまった感じがしてよくわからないな。

永井はかなりのレベルの思想史研究のバックグラウンドがあってそういう点からの洞察力の深さが魅力だったと思うけど、なかなかあれだけの人は出ないだろうな。


98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 11:02:35 ID:ySbmqtXq
保守揚げ

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/22(金) 16:09:22 ID:qoQB/IZ/
保守あげ

青山の土山先生の紹介で、『平和の代償』を読んでみたんだけど凄いな。
他に永井先生の著作で、これはという本などあれば教えて頂きたいので、
詳しい人が見ていたらアドバイスよろしくです。

ところで青山って、何故、安全保障系の学者が充実しているのだろう?

100 :yamany:2006/10/01(日) 18:50:11 ID:yn021pq1
「永井政治学の偉業を称えて」で、土山先生は、高坂正堯、永井陽之助、若泉敬の
3教授を、代表的な現実主義者として挙げておられますね
(他方、土山先生は、戦後日本の文脈における「現実主義者」と、
アメリカ国際政治学の「リアリスト」とが全然違うものであることを、
前提として受け容れておられないようですが)。
永井先生に対する最近の評価としては、『思想』2006年8月号所収の
「国際政治論のなかの丸山真男」で、酒井哲哉先生が、
「左翼リアリズム」から「密教」を奪回し、保守の言説に組みこんだことを
挙げておられます。
それ以来、戦後平和主義から、リアリズムの一面が失われたのだと。
もしそうだとすれば、やはり、永井先生は戦後空間を一変させる役割を
果たされたということではないでしょうか。

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/01(日) 21:50:23 ID:RI9PduWQ
>他方、土山先生は、戦後日本の文脈における「現実主義者」と、
>アメリカ国際政治学の「リアリスト」とが全然違うものであることを、
>前提として受け容れておられないようですが。

私の記憶違いでなければ、講義で話をお聞きした際には、
まったくの別物だと明言されていたような気がします.....。

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/01(日) 21:57:23 ID:tT7r/aUu

アメリカが日本に出している、「年次改革要望書」を知ってるか?
これはアメリカが、日本を改造・奴隷化しようとしている要望書だ、
講談社現代新書「奪われる日本」に載っていた。

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/02(月) 03:35:46 ID:Wsc0t1N/
>>102は答える必要があるのか?

要望は日本→アメリカもあって双方向。
アメリカ→日本の要望書を良く読めば、日本の特定勢力の文言がそのまま使われていたり、
つまり、外圧利用という政策決定過程への回路があるということ。
この手の言説は昔からあり、特に80年代の日米貿易摩擦時には溢れていたものの焼き直しにすぎない。
ましてや日米摩擦が沈静化した今日に当てはめるなんて。

とまあ、いちいち相手にするほどのこともない。
外圧利用批判利用という、一種のメディア戦略と見れば良い。

104 :gabaocho:2006/10/02(月) 12:34:08 ID:7SAkLczh
論壇の状況が大分変化してしまっていますので、
当時のことをどう振り返ればいいか難しいところですが、
永井先生が当時おっしゃっていたことから、
当時の論争のことを書いてみたいと思います。
ちなみに、「現代と戦略」の座標軸は連載第4回目に登場したのだと
記憶しています。本にする時にそれを第1章にしたために、
それが全体のモチーフのように受け止められていますが、
それが正しいかどうか、私には微妙なところです。

105 :gabaocho:2006/10/02(月) 12:42:45 ID:7SAkLczh
座標軸の縦軸は「目的」の軸、横軸は「手段」の軸でした。
軍事リアリスト政治リアリストは目的が一致していたわけです。
それが何かといえば、日本は広い意味での安全保障において
一国ではそれを全うできないという深い自覚でした。
そこでどこと結ぶかということが重要な問題となりますが、
その点で、両リアリストは西側を志向していました。もちろん、
アングロサクソンに引っ付いていれば間違いはないというような
単純な考えの者からもう少し複雑な身のおき方を考える者まで
いたわけですが。
両者の違いは日本の安全保障を全うする手段の違いだったわけです。
軍事リアリストに分類される人たちは軍事的手段を重要視しましたし
政治リアリストに分類される人たちは非軍事的手段を
重要視しました。
永井先生は当時ベストセラーだった「戦略的思考とは何か」の
著者の外務官僚岡崎久彦と激しく論争しましたが、
あの論争の大事なところは目的ではなく手段のレベルでの
論争であったということだったのです。

106 :gabaocho:2006/10/02(月) 12:45:56 ID:7SAkLczh
当然のことですが、目的の論争において妥協は稀ですが、
手段のレベルの論争においては妥協が可能です。
日本の論壇は戦後長く目的レベルでの論争に終始してきたわけですが、
永井先生が意図していたのは、それを手段のレベルの論争へと
引き上げるということでした。


107 :gabaocho:2006/10/02(月) 12:50:56 ID:7SAkLczh
永井先生がもっとも警戒していたのが、
日本版ゴーリストが力をつけることでした。
清水幾太郎の「日本よ、国家たれ」、江藤淳、石原慎太郎などの
ゴーリストの人たちの主張が徐々に力をつけているように感じられた
時代です。
両リアリストの論争の最中に永井先生がおっしゃっていたことで
私がもっとも印象に残っていることは、
この論争の一番隠された狙いは、
Dグループの理想主義者たちを
両リアリストのうちの政治的リアリストの側に引き付けることだ
ということでした。

108 :gabaocho:2006/10/02(月) 12:53:51 ID:7SAkLczh
目的のレベルで一致している理想主義者とゴーリストが手を結ぶのが
最悪の選択肢で、理想主義者を政治的リアリストの側に
引き上げることで、
日本の安全保障論議のレベルを目的の議論のレベルから
手段の論議のレベルに引き上げることが
あの論争を通じての永井先生の究極の意図だったのです。
それ故、永井先生が考えていた最大の敵は
日本版ゴーリストだったわけです。

109 :gabaocho:2006/10/02(月) 18:29:03 ID:7SAkLczh
5つ連続は書けないみたいですね。

110 :gabaocho:2006/10/02(月) 18:37:16 ID:7SAkLczh
時間がたてばいいんですね。では、続きを。
政治的リアリストと軍事的リアリストの議論だけが記憶に残り
その対立ばかりがクローズアップされることは
永井先生の望むところではないように思います。
その間隙を縫ってゴーリストが力をつけて足をすくわれるような
ことがないようにしなければいけません。
論争を通じて日本の安全保障論議は
必ずしもレベルアップしませんでした。
その点では、永井先生の意図は実現しなかったのだと思います。


111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/04(水) 15:49:10 ID:pAgC7YjH
いわゆる政治の俎上や、安全保障に関する議論を見るに、
改善はされてるんじゃないかなと。
(これは永井先生の起こした論争が身を結んだという評価はできないかもですが)

添谷芳秀先生なんかは、昨年の本でやっとこ「日米同盟を前提とした上で」どのような
外交を展開するかの、それこそ手段のレベルに外交論は移行できたと評価してますし。

小林よしのり氏や兵頭二十八氏のような冷戦後のゴーリスト論者は、よかれ悪しかれ
「それができれば面白いね」程度の、政策論とは別のネタ的位置に置かれている気がします。
(主張者のキャラクターも反映してだとは思いますが)

112 :yamany:2006/10/05(木) 04:06:18 ID:wIr22jLi
>>101
御教示ありがとうございます。
ただ、論文を拝読する限り、「現実主義者」と「リアリスト」の相違を踏まえて
おられるにしては、関寛治先生への言及が冷淡に過ぎると思ったのですが…。
あるいは、論文を発表されてから、その後で、更に御研究を深められた、
ということかも知れないですね。
(もちろん、土山先生は後者を研究されている大家ですから、
前者への言説の如何を以って、先生の御研究を云々するわけではありません。)

いずれにせよ、永井政治学の偉大さは、
「リアリズム」ではなく、あくまで「現実主義」の立場で議論をされたことにあると考えます。

113 :broken wing:2006/11/10(金) 06:32:14 ID:99nLulyk
>>99
個人的には「政治的人間」と「政治意識の研究」は、永井さんの人間観や
大衆社会の見方がよく現れていると思う。「柔構造社会と暴力」でやっている
学生運動の分析も面白かった。「時間の政治学」はちょっと毛色が変わって
いるけど、ニューアカ(!)の一部にも影響を与えた感があるし、実際、永井
さん自身がそう言っていたのを覚えている。読みやすさでは「現代と戦略」かなあ。
永井さんの著作じゃないけど、ブルームの「アメリカン・マインドの終焉」とか、
コジェーブの「ヘーゲル読解入門」も、出版された当時は絶賛してたよ。
>>110
同感です、というか、さすが正しい解釈ですね(笑)。

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/10(金) 06:48:32 ID:PP6auXbK
オカザキヒサヒコ

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/13(月) 09:39:24 ID:Oznvf8qc
>>101-113
皆様レベルが高いですね。私、政治学は実は専門外で独学で、おかしなことを言うかもしれませんが。
質問してよろしいですか?
経済リアリストのアジア主義の出現をどう御覧になります?
政治思想は親米の穏健保守なのに・・・。つまり、経済産業省とか財務省とか、それと結びついている経済学者と自民党の政治家は?
これって、冷戦の終結後の大きな流れですよね。
国際政治のアメリカ一極化、経済・技術・文化のグローバル化とそれに伴う中国の台頭と東アジア全体の工業化。
自由主義経済体制への転換に伴う、経済閣僚の権威と権力の失墜。
社会政策に属していたことまで民間へ委託。
これが、安全保障と外交はアメリカと一体化でいいが、経済・社会政策は日本の独自性を保っていたいという心情をもつ親米保守が現れているように思われます。
親米だけど、主張は一部アジア主義で離米です。
安全保障リアリストは中国の台頭により、益々親米色を強めているように思われますが、外交リアリストの人は親米ながら、明確な進路を決めかねているようです。
実際、いくら、安全保障でアメリカと一体化しても、経済でアジア共通通貨とかそこまでいかなくてもアジア通貨単位、東アジア自由貿易圏構想、アジア版OECDなんてのが実現したら、アメリカは怒るのでは?
一方、中国の台頭も無視できないわけで、外交の人は安全保障も経済も文化も同時に考慮しますから、一体どうしていいのかわからないでしょうね。


116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/13(月) 09:46:10 ID:Oznvf8qc
左派は左派で、昔は、共産主義と理想主義は明確にわかれていたのに、最近、区分が難しくなってきているのも懸念材料かと思われます。
ゴーリストは相変わらず、反西洋、反近代的でが、今は親EUで近代主義者なのに反米の大アジア主義もありの時代。
丸山先生とかは、社会主義と民主主義を結びつけようとしておられましたが、そのとき、やはり、西洋に範をとる近代主義であり、アジア的な権威主義体制には批判的でした。
アジアの工業化と、EUの成立、アメリカの一極化とEU・アメリカ間の対立・・・。
民主主義、多文化主義、男女同権、平和主義、環境保全、格差の是正といった、ヨーロッパのリベラル思想とEUの理念に共感する近代主義者が、反米で東アジア共同体を唱えることもあります。
共産主義の反米アジア主義は、反西洋、反近代の色彩を帯び、アジアを礼賛していたような気がするのですが・・・。
一方で、わかりやすい共産主義は消滅し、ゴーリストも力を失ったかと。
その分、現実主義にたった親米路線がどうあるべきか、どうあれるのか・・・わからなくなってきたのですが。
何気に、経済リアリストの親米ながらのアジア主義が、日本の戦後レジームを気づかないうちに変えてしまうのではないでしょうか?
みんなが安全保障や、教育・福祉といった社会政策の変更に気をとられているあいだに。
そして、この経済リアリストの安全保障はアメリカと一体化したままでいいけど、文化はアメリカ文化圏でいいけど、経済・社会政策はある程度独自性がほしいが故のアジア主義というのは、日本にとって、プラスなのかマイナスなのか、私にはまったく検討がつきません。
なにせ、くどいけど素人ですので。御教授願えませんか?

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/21(火) 17:19:01 ID:Vr6S9CWd
>>115-116
長文乙。だが日本語でおk


118 :REQUIEM:2006/11/26(日) 08:04:07 ID:VyuK4HIi
本日このスレを見つけました。
おそらくは、gabaochoさんと同時代に、東工大の永井研に所属していた者です。
1977年から先生の退官の1985年まで足かけ9年間、永井研におりました。
永井研の膨大な書籍整理が私の学生時代の最後の仕事となりました。
当時の東工大は(今もそうかもしれませんが)人文系の教授の下でも、
本来の学科所属の教授と共同指導という形をとることで、自分の専門とは
相当遠い人文系分野の研究もできるシステムをとっていました。
私自身、社会工学科所属でしたので、その点あまり頭を悩ませることもなく、
また、社会工学科の大学院の教員として永井先生自身名を連ねていたので、
大学院生にとっては社会工学科に所属していれば何の気兼ねなく、
永井研で研究することができました。
また、abaochoさんが書かれているとおり、
当時、私が永井研に出入りしているのを見て、そんなことも
可能なのかと、さらに、永井研に入ってきた大学院生が2人おり、
その他奥脇研にも所属する大学院生もあり、結構活況を呈していました。
しかし、私の前に東工大の永井研で論文を書いたという方は、
1,2人程度しかおらず、私は数少ない東工大時代の永井門下生を
自認しておりますが、現在学究の道にはいないことから、
著作集などの発刊の働きかけや手伝いもできないこと残念に思っております。
しかし、このようなスレがあることが何より嬉しく思います。
現在、海外在住なので実家にある先生の著書を手に取ることはできませんが、
永井先生の本当の基礎的な部分は処女作でもある「政治意識の研究」にある
と思っています。また、私が留学生に永井先生に代わりちょとした
ゼミ的な指導をしたことがありますが、その際に有斐閣の「政治学入門」の
永井先生執筆の部分をかみ砕くように教えているうちに、その内容の深さに
圧倒されたことがありました。
今、改めて読み返したいと思っても手元にないことが悔やまれます。
>>22
海外に出て6年にもなることから、このところ音信が途絶えておりましたが、
もし、このとおりなら、ショックです。

119 :gabaocho:2006/11/26(日) 13:37:03 ID:KLDiOUaX
いやはや、懐かしい。お元気そうで何よりです。本当にいい時代でしたよね。
永井先生のご病気については私も知りません。
でも、高齢ですからね、病気ぐらいしますよ。

47 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.02.02 2014/06/23 Mango Mangüé ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)